子供の頃、押し入れに隠れて本を読んでいました。
すこーしだけ戸を開けて、差し込む光で何とか読んでいました。
本を読んでいる所を祖母に見つかると、
目が悪くなる!と怒られるので、隠れて読んでいました。
結果、目が悪くなりました![]()
押し入れに隠れることは、本を読めるだけでなく、
家族に見つかると、他の事でも何かしら怒られるので、
見つからないのは、子供だった私にとって最高の場所でした。
町の図書館は堂々と本を読める場所なので、とても好きな場所でした。
今でも本がたくさんある場所は好きで、
パートでも書店で働いています。
本を読むことは私にとって、現実逃避の方法でした。
その世界に入ってしまえば、様々な世界に行くことができました。
その経験は、イメージ力を強化する助けになったと思います。
思い描いたことは、現実とさほど変わらないくらい、頭の中ではっきりと映像化できます。
この想像力の強さは、私のホロスコープを見るとよく分かりますが、
持って生まれたというより、その環境を選んで生まれて、
その資質を磨いたということになるのではないかと思います。
保育園にあがる前の幼児期に、祖母に面倒をみてもらっていたのも、
想像力を鍛える場になりました。
祖母は、子供が笑ったり話したり動いたりするのが大嫌い。
とにかく黙って何もしないで、座っていなければならなかったのです。
そんな時に、頭の中で様々なお話を想像して、その中で遊んでいました。
ある時保育園で、お店屋さんの行事がありました。
紙でお金を作って、それぞれがお店を開くもので、
私は自分で絵本を作り、本屋さんをやりました。
その絵本は完売しました。
けっこう大人になってから、買っていった子の母親に、
あの絵本は面白かったと言われたのは、
驚いたし、とてもうれしかったのを覚えています。
私はいくらでも一人でいて、いろんな世界に行ってしまうので、
「今ここ」にいるということが、とても難しい。
なので現在は、今の瞬間を生きることが、私にとっての課題。
それが、気功をすること、ボディワークをすることで、
今の瞬間に意識を置くことが、少しはできるようになってきたと思います。
まだまだですけどね。
でも続けてやっていくことで、亀の歩みでも必ず進んでいけることを感じています。
最近やっていきたいと思うのは、頭の中のお話を文章化していくこと。
まったくまとまらず散乱している物語を、
きちんと文章にしていきたい。
せっかくの自分のスキル、きちんとこの現実世界に出していきたいですね。

