木星蠍座のスポットライトと土星の基盤

10月10日に木星が、天秤座から蠍座へ移動するということで、ここ最近は関連したことを書いていこうと思います。

木星は約1年間、ひとつの星座に滞在します。

なので12星座を一周するのに、約12年です。
(木星の動きにより、干支が作られたとも言われてますね)

木星が滞在する星座の影響は、私たち全員が受けとります。

これから蠍色の木星スポットライトが、皆に当たるイメージです。

 

けっこう流行するものにも影響があるんですよね。

例えば映画「君の名は。」

これはまさに木星の天秤座の要素って感じでした。

(ちなみに私は最近ようやく見て、感動しました)

 

木星は可能性を拡大する惑星です。

新しい経験から叡智を受け取り、社会の中で豊かさや可能性を表現していきます。

自分だけOKでなく、他者や世界にもOKとなっていくパワーです。

 

そして木星は全てに光を当てます。

チャレンジを促し、可能性を広げていきます。

そして見たくなかったもの、闇の部分へもスポットライトを当てていきます。

 

今までの天秤座にあった一年間は、人間関係やパートナーシップにスポットライトが当てられ、私たちにチャレンジを与えられました。

それでグーンと駆け上がったということもあるでしょうし、逆にきつい膿みだしのようなこともあったと思います。

 

さて、これからの蠍座色の木星スポットライトですが

蠍座は深く深く底へ潜っていく星座

深い闇の部分へも、光を当てていきます。

 

例えば性のこと、セクシュアリティのこと

欲望の取り扱い、お金や秘密のことなど

これは1人だけのものではなく、必ず他者とのシェアが入ってきます。

 

天秤座はお互いに向かいあい

照らし合うようなパートナーシップですが

蠍座ではお互いに溶け合い、そして新たな私に変容します。

とても濃い~です。

 

そして嘘はつけません。

これは特に自分が自分に嘘をつけない

正直に生きるしかなくなってくる

ということだと思います。

それでちょっと思い返してみてください。

 

土星が蠍座に滞在した期間の

2012年10月~2015年9月のこと。

(逆行もあったので、2014年12月~2015年6月は射手座でしたが)

 

土星は私たちの足元をしっかりさせ、基盤を作ります。

だからこそ木星で豊かに拡大していくという、対の様な働きもあります。

土星で畑を耕し、木星で枝葉が伸びるというイメージですね。

 

なので、土星が蠍座にあった時期に、しっかり自分の闇と向き合い、頑張ったならば、

これからの一年間は拡大発展していきますし

その時の宿題が残っていた場合は、また取り組むという感じです。

 

さてとっても濃い感じの蠍座、どのような一年になるのでしょうか?

私も土星蠍座の時を、もう一度振り返ってみようと思います。

 

今夜は中秋の名月ですね!

良い月が見られますよう照れ

 

冥王星の逆行が終了~それでも消えない光と共に

本日28日お昼頃、山羊座で上弦の月です。

同じく山羊座にある冥王星は、4月から始まった逆行を終了しました。

 

4月からの約5ヶ月間を振り返って、いかがでしたでしょうか?

冥王星は太陽系の一番端にあり、銀河との接続点です。

冥王星が人生の中で働く時、もう一度心と身体と魂を結びなおし、新たな生き方に変容していきます。

 

この地球にやってきた時に、約束してきた使命を思い出し、魂の望む生き方を創りあげていきます。

 

大きな変容となりますが、これまでの人生を

否定するようなものではなく

今までのことがあったからこそ、今の私がある

今までの経験を全て活かしていく力です。

 

使命とか魂の生き方というと現実生活や日常から、かけ離れるようなイメージもあるかもしれません。

もしかけ離れていたとしたら、それは使命でもないし、魂の生き方ではないと思います。

 

全てが日常にグラウンディングしていくものですね。

 

例えば、大切な家族や友人との時間を大切にしたり

洗濯を干すのも、お茶を入れるのも

全てが無意識ではなく、愛がこめられていくもの

 

冥王星は大きな愛を思いださせてくれて
そして全ての生活にこめられ

一瞬一瞬がかけがえのないものだと気付き

今を生きることに繋がっていきます。

 

だから、自分にとって無理をしていたことは、終わりになっていくし、

生き方が変わっていくこと

どう自分があるかなんだと思います。

 

この春から、なかなか思うように進まなかったり

心がボコボコになるようなこともあったり

自分の弱さを知ることもあったかもしれません。

 

だからこそ、自分の本当に大切にしたいことが見えるし

また立ちあがる時に、力強くなっている自分を発見します。

 

それでも消えなかった光を大切に、人生を再び創造していく時。

そして何かを付け足したり変えようとするのではなく、ありのままの私を表現していくのだと思います。

 

現在「留」となっている冥王星は、10月に順行に戻り

そして10月10日に木星はさそり座に入ります。

 

冥王星はさそり座の守護星です。

 

闇を見つめるほどに、力強く立ち上がり変容し新しくなっていく

光だけでは進めない

闇も光も全て受け止めて

自分にとって最高、最上を選び取っていく時です。

 

さそり座や冥王星について書く時、いつも思いだす映画があります。

「ゼロ・グラビティ」

 

全てをあきらめかけた主人公が、また再び立ち上がり自分の人生を生きる、まさに変容の物語です。

その中で主人公のセリフが印象的です。

「結果はどうあれ、これは最高の旅よ!」

 

木星がさそり座に滞在する一年間、そんな風に言える私でありたいと思います。

明日は夏至 今この時の私にふさわしい場に立ち、これから進む太陽の道を見つめる

明日21日、早朝に新月前の細い月と金星が接近します。

(天候が悪いから見られないかな?)

そして13時24分頃、夏至を迎えます。

夏至はひとつの節目となります。

一年の内で日が最も長く
陽の気が極まり、陰に転じていく時です。

 

エネルギー的には発散、開放ですね。

 

こういった季節ごとの節目を感じること

自然の移り変わり、こころや身体の変化を感じることで

私たちは宇宙や自然のリズムと共に

生きていることを思いだします。

 

節目ごとに自分の内を見つめ、振り返り、また次のサイクルの方向性を見つめると良いと思います。

 

いつだって、自然や宇宙のサイクルと生きているのだけど

時折そこに意識を向けることで、チューニングされるように
こころや身体やエネルギーが揃っていくのでしょうね。

 

無意識より、意識的になってみると
自分一人で生きているのではなく
たくさんの命と連動していると感じられます。

 

常に動きの中で生きている私たち

それが自然であり、停滞は澱みを生み出します。

変化するのが自然ですね。

 

一番変化するのがこころ、感情です。

 

占星術的には、夏至は蟹座シーズンの始まりです。

蟹座のエレメントは水
水は感情を司ります。

 

どんな感情が出てきても、そこに良い悪いはないですが
何かひとつに執着しすぎて、気持ちが凝り固まってしまうと
恨みつらみと何やらドロドロになって、澱んでいきます。

 

それは自分自身でも気持ち悪いでしょうし
周りにも良い影響を与えませんね。

 

感情は観察してから、流していくのが一番ですね。

エネルギーワークをしてもらったり
誰かに聞いてもらって、分かち合うのも良いですし
ボディーワークなど身体からのアプローチも良いですね。

 

それがあるからまた元気になって、人生をクリエイトする太陽の道に向かって、歩んでいけます。

感情に溺れている間は、歩けないですものね。

(たまに溺れてみるのもオツですけど)

 

そして蟹座は、ホロスコープの位置では
宇宙の一番底にあたります。

私たちの精神的基盤、こころのより所
「場」「フィールド」ですね。

 

なのでこの夏至では、自分の安心できる場、活動するフィールドを、どこまで広げるか(または狭くするのか)、意識してみるのも良いでしょうね。

 

それぞれに最大限に発揮できるフィールドって、違いますものね。

それもその時々によって、変化していくのだと思います。

 

今この時の私にふさわしい場に立ち、これから進む太陽の道を見つめる

良い夏至の日をお過ごしください。