銀河教室

月下上海

財閥令嬢で美人で頭も良く、売れっ子の画家の主人公。

物語は戦時中、個展を開くために上海へ訪れるところから始まります。

憲兵に過去の事件で脅され、スパイまがいなことをすることになっていきます。

女スパイの物語が始まるかと思いきや、結構な恋愛ものでした。

次第に明かされる主人公の過去も、壮絶で悲しい物語。

そして、ピアニストでハーフの美少年や、年上の包み込むような優しさをもった実業家、

上から押さえつける冷酷な憲兵などなど、様々な男性が登場して、

高校生の頃に読んでいた、コバルト文庫を思い出します。

戦争後、個人ではどうすることもできない大きな力に流される中で、

あきらめることも受け入れつつ、いつも凛として強くて、

人を愛する力を持っていて、とても魅力的な主人公でした。

ちなみにこの作家さん、普段は食堂で働くおばちゃんだそうですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です